風来のシレン３、マイナス面も見えてきたお話 - くむのなんとなくきまぐれに。　自由奔放な人の日記。

[レトロゲーム]

PSP版の風来のシレン３をコツコツと遊んでおりますが
遊び続けてみて、今のところは楽しいのだけどもマイナス面も見えてきたかなあという。

とりあえず、不思議のダンジョン系の中でも、ストーリーがえらい長いですね。
現代・過去を行き来するし
小階層の構造ではあるが、ダンジョンの数も多い。
ダンジョンの数は多いけど、難易度はあまり上がってはいかないので
同じような難易度のダンジョンを繰り返すような内容になっている。

とはいえ、ダンジョン毎に出現するモンスターは多少なりとも異なるので
錆攻撃に気を付けないといけなかったり
ワープ攻撃に気を付けないといけなかったり
催眠術攻撃に気を付けないといけなかったり
装備飛ばしに気を付けないといけなかったり
単純に火力の高い痛恨持ちの敵に気を付けないといけなかったり
ダンジョンによって気を付けるべき敵の技等はあるのではあるけども
難易度はあんまり変わらないね。

難易度イージーで遊ぶのを推奨されているが、これは正解。

「ストーリーが長いのと、レベル継続性」なので
装備品に何かしらの不味いことが起こってロストすると
元の状態に戻すまでにかなりの無駄な時間が掛かってしまう。

細い道で、ばったりゲイズに出遭ってしまい
ゲイズの催眠術で装備している盾をゲイズに投げつけるという悲劇に遭遇しても
復活草を全て捨てて、ダンジョン内でHP０にすれば
投げてロストした盾が手元に戻ってきますｗ

難易度ノーマルだとロストした盾は戻ってこないので
ストーリークリアにかかる時間が数時間単位で伸びてしまう可能性が高い。
ノーマルで遊んでいた人は、作品に対する評価が大きく変わりそう。

ストーリーが長い＝ボス戦も多いのだが
ボス戦が「敵の攻撃に耐えながら武器で殴るだけ」のミニゲームと化している。
これは面白味が無さすぎるなあと感じた。

具体的に書くと、ボスに状態異常が基本的に一切通用しないです。
「札無効・巻物無効・杖無効」
効くのは、殴りによる攻撃と、矢や石による攻撃だけ。

戦略も糞もない。
シレン４とシレン５のボス戦と比べると、シレン３のボスは完成度がひどいね。
何でも効き過ぎると無双できてしまう面もあるが
何も効かないのも、戦略も糞もなくなって面白味が無さすぎるわな。

「命中率が低すぎる」

投擲の命中率が低めだったり
札の命中率が低く抑えられているのは従来通りと思うが

通常攻撃の命中率も、何かやたら低いように感じます。
やたらとミスするんだよね。
単純に、敵の中に回避率が高めの設定のやつがそれなりにいる可能性もあるが。
２連続３連続の回避はかなり頻繁に見ます。
ちょっと避けられすぎな気がするくらいに避けられる。
まあこれは「そう感じるだけ」かもしれませんけどねｗ

仲間も「装備品を装備」して戦うことができるのだが
仲間が居ることで、持ち物の枠が圧迫されてしまうというのは難点に感じた。
装備多すぎるんじゃあ！って感じ。
育成しないといけない装備品も、仲間の人数分増えるので
育成を考えると、まあちょっと面倒よね。

あと、レベル継続性になったことで
ダンジョン内で「敵を倒さない」という選択が取れなくなっているのも気になる。
コツコツ敵を倒してレベルを上げていかないと
最終的に詰まるので、そうなると道中の雑魚敵は蹴散らしながら進めないと
いけないので、いつもの不思議のダンジョンとは違うなあって。

いつのも不思議のダンジョンだと、毎回レベル１から開始になるし
敵を倒してのレベル上げも多少必要だけど
遭った敵全てを倒すよりも「敵を倒すべからずで戦闘を回避する」のは
結構基本なのよねー。
その基本が、レベル継続性だと不可能だなっていう。

最後に、風来のシレンって日本が舞台なのね。
明確に日本と発言するメッセージが流れるのは、これが初めてな気が。
似て非なる異世界の世界観かと思っていましたｗ