[ドラゴンクエストI&II]

HD-2D版「ドラゴンクエスト1&2」は
元々はファミコンで発売された
「ドラゴンクエスト」と「ドラゴンクエストII」を
現代版に作り直したリメイク作品になります。
https://www.famitsu.com/article/202511/57707
こちら、ファミ通が出している発売2週間後の売り上げを見ると
switch1版:累計26万4932本
switch2版:累計9万7467本
PS5版:累計10万7073本
の売り上げとなっており、
3機種の販売数の合計は「46万9472本」になります。
売り上げを数値として見ると
最近の作品としてはなかなかの売れ行きに見えます。

しかし、去年発売した
HD-2D版「ドラゴンクエスト3」の発売2週間の売り上げ本数を合計すると
2週間で「91万3132本」売れていました。
91万3132本 → 46万9472本になるので
ドラクエ3→ドラクエ1&2で売上本数が半分に減っています。
比べてしまうと、半減していると言えるくらいに
ドラクエ1&2は「売れていない」のである。
何故半減してしまうくらいに売り上げが下がってしまったのか。
おそらくですが
HD-2D版「ドラゴンクエスト3」の評判が悪かったことが原因ではないかと。

HD-2D版「ドラゴンクエスト3」は、特に評判の悪かったところが
戦闘バランスです。
開始序盤は問題をあまり感じないが
進めれば進めるほど、モンスターの守備力が大きく上昇し
物理攻撃全般がまともに入らなくなってくる。
ただの雑魚敵でも、中盤~終盤は全てカッチカチなのである。
最強武器を持った戦士の攻撃でも「40ダメージ」入れば良い方・・。
縛りプレイでもなく、普通のプレイでやっていても
モンスターが硬すぎてダメージが入らない。
硬い敵の為にあるのが、守備力を下げる呪文「ルカニ」になるが
何故か今作のルカニは仕様が変わっていて
「ダメージ割合を増加させる効果」となっているので
ルカニを使っても「硬い敵は硬いまま」であり、焼け石に水どころか水滴レベル。

そして、終盤に進めるほど
雑魚モンスターの多くが「1ターンに2回行動」を行うようになる。
そして、特技や呪文をガンガン使ってくる。
即死も含めて、それはもうガンガン。
それに対する対抗策が、こちら側には碌にない。
ただただエグい。

他の状態異常はボス相手でも割と有効で
3人はラリホーチャレンジで眠らせて、眠っているところを1人が攻撃で
倒すみたいな戦法ばかりが通用するっていう。
というか、こうしないとまともに倒せない程度には敵の攻撃が痛すぎる。
この状況がメインストーリーが終わるまで続き

クリア後ダンジョンでも変わることはないのである。
むしろ、クリア後は更にむごさに拍車がかかるw

この戦闘バランスになった原因の一つに
新職業の「まもの使い」を活躍させたい意図もあったのではと思っている。
まもの使いには1ターンで2回行動を可能とする
「ビーストモード」が習得でき
守備力無視でランダム4回攻撃を行える「まものよび」を習得できる。
これが強すぎる。
敵の守備力を無視してダメージを与えられるので
「150前後×4回ダメージ」を敵にガンガン与えられるのである。
ビーストモードを習得していれば、更に倍のダメージを与えられる。
他にも、守備力無視で与えられる呪文による攻撃も強いので
まもの使いだけでなく、攻撃呪文による戦いもアリとは言えばありですが
普通の物理職が全て死んでいるような状況なので
とてもじゃないがRPGゲームとしては破綻していたし
評判も悪いものになるよねっていう。


HD-2D版「ドラゴンクエスト1&2」は、その続編になるわけで
特に、HD-2D版「ドラゴンクエスト3」を遊んだユーザーの中には
「1&2もどうせ同じだろうからもういいや・・」
になる人は、居ても当然の話だろうと。

ただ、HD-2D版「ドラゴンクエスト3」にも良いところはあったんですよね。
ガイド機能が導入されたことで遊びやすくなっていたり
母親のイベントが追加されていて
母親に声優さんの声が入ることで、心境をより上手く表現できていたり。
オルテガイベントの追加で、父親の掘り下げをしている点だったり。
これは良い!と思えるところはありました。
まあ・・それ以上に戦闘バランスが悪すぎて
HD-2D版「ドラゴンクエスト3」は悪評判に繋がってしまった感はある。
普通に遊んでいて、超縛り状態のハチャメチャバランスでは
普段から縛って遊んでいるような人でないと、なかなか許容は出来んだろう。
ただ、これらが原因で
HD-2D版「ドラゴンクエスト1&2」の売れ行きが悪いのだとしたら
それはとても勿体無い状態だなあと思うのです。

HD-2D版「ドラゴンクエスト1&2」は
ストーリーの方が大幅に改変されております。
物語の大筋はファミコンの原作と同じですが
始めからラストに至るまでの道筋が肉付けされまくっていて
ドラクエ2の場合
サマルトリアの王子と、ムーンブルクの王女
今作の新しい仲間「サマルトリアの王女」の3人がイベントで
声優さんの声付きで喋りまくります。
主人公達の深掘りにもなっていて、そこが素晴らしく良い。
原作ではなかった展開や場所にも多く足を踏み入れることとなり
ドラクエ2の皮を被った別ゲー(良い意味で)と呼べるほどの
濃厚かつ素晴らしいストーリーとなっていて、凄く楽しいんです。

戦闘バランスの方は、個人的には「良い」と思っています。
今作も戦闘難易度は高めになっています。
ただし、戦闘バランスの悪さによる高難易度感ではなく
難しい敵相手でも
探索をきちんとやって、現状で手に入る装備品や
習得した特技・呪文の効果などを考えながら戦うことで
驚くほど難易度が下がって
「楽に勝てる」ような難易度に仕上がっているので
「ソウルライク」のような
しっかり考えて戦うRPGの難易度に仕上がっているんですよね。
故に、レベルを上げて回復しながら適当に殴って勝てる
従来のドラクエとは全然違う戦闘バランスではあるので
かなりのゲーム好きじゃないとオススメしにくい面があるのは確かだと思う・・。

ドラクエ1の方は、更に考えて戦う必要性が増すので
終盤に行くほど、こちらは3のような理不尽を感じてしまう可能性はあるかも。
ただ、ドラクエ1も常に考えて対応して戦える人からすると
ラスボス戦まで死なずでいける人もいるとかなんとか。
そんな感じで尖った難易度にはなっていますが
HD-2D版「ドラゴンクエスト3」のようにバランスがおかしいわけではない。
だから、最近は良い評判の声が聞けるようになってきているように思う。
正直、ドラクエらしくない難易度だとは思います。
らしくない難易度だけど、買って遊ぶ価値は絶対にあると思っています。
正直、今年遊んだ作品の中では
自分の中ではトップクラスなんだよね・・w
買って遊ぶ人、増えてほしいなあと思っています。
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