くむのなんとなくきまぐれに。 自由奔放な人の日記。

適当にゲームやってる人のきまぐれ日記です。現在はドラクエ10中心

ニノ国 漆黒の魔導士


クリアはしたのでレビューとか諸々を書いてみます。(書いたのは3月21日
その前に軽くストーリーに関して・・主人公は一ノ国(我々の世界)に住んでるんだが
あるイベントで母親が死んでしまい、悲しみに暮れていたところ、妖精が現れて
ニノ国というもう1つの世界(魔法の世界)に行って世界を救えば母親が生き返るかも
と唆されて、それを信じてニノ国に行って魔導士としてニノ国の世界を救いながら
母親を生き返らせる為の旅をするRPGゲームです。

良い部分とか

ストーリーや順序等、基本部分は非常に丁寧な出来と言っていいと思う。
ストーリーは安心の王道で、意味不明な状況になったりすることはまずない。
次に行く場所も、地図にて矢印と『OOへ行こう』と表示されるので迷う可能性は皆無。
これはフィールドでも街でもちゃんと表示されます。
ゲーム内で表示される文字(会話等)には漢字も使われてるけども、
ほぼ全ての漢字の上にふりがなが書いてあるんで、小学生の低学年でも問題ない。


順序ってのは、詳しく書くと『進めば進めるほどやれる事が増えていく』と言えばいいか。
他ゲーでもそうなんだけども、ニノ国は他RPG以上に綺麗に整ってる感じ。
1:初めは戦闘せず会話と歩くだけ→プレイ開始30分程度で魔法入手イベント
2:最初の戦闘を説明付きで行う→イマージェン(モンスター)に関して説明&仲間に
3:最初のボス戦で味方キャラの配置のコツを戦いながら説明
4:最初の城下町でクエストとスタンプカードに関して説明
5:最初の城下町の全ストーリーイベントクリアで装備・リンク説明&使用可能に
6:次の町の先のダンジョンにて戦闘中の敵イマージェンを仲間に出来るようになる
7:更に次の町到着でイベント、合成なべが使用可能になる
8:更にイベント解決で船を入手、海を移動出来るようになる
9:海を渡った最初の町に到着で、カジノが利用可能に
10:更に次の町でテレポート習得、一度訪れた街や城までワープ可能に
11:ラスト直前、空を飛んで移動出来るように+召喚魔法が使用可能に
最初は出来ない事が多いし、メニュー画面ですら封印されている項目があったりするが
進めれば進めるほど少しずつやれる事が増えていき、
新要素が登場した時にはほぼ必ず解説等の説明がある。これは実に分かり易い説明。
こんな状態が最初からラスト近くまで続くので、進めていく楽しみがあるし。
すぐに色々出来るようになってわけが分からない/(^o^)\状態にはならないようになってる。


マジックマスター自体の出来は素晴らしいし、350ページ近くと読み甲斐もある。
魔法・武具やアイテム・イマージェン・伝説の物語という名の小説など
ゲームを進める為・イベント等のヒントも隠されてたり、非常に細かい出来。
単に読むだけでも楽しめるくらいで、ちょっとした分厚い攻略本になってる。
この本だけで3500円の価値があるらしいけども・・^−^;
ちなみに、この本もふりがなが書いてあるんで、漢字が読めなくても問題ない。


難易度が低く、道に迷わないってのもあるが、Lv上げって行為自体も殆ど必要なく
先ほども書いたが、文字も漢字で記載されてるけども、ほぼ全てにおいてふりがな付き。
擬似魔法使いプレイって意味でも、子供向けのRPGゲームって感じの出来だと思う。
ただ、ジブリ系のゲームなんでジブリ好きの大人も十分楽しめはする。
ストーリーも綺麗に整ってますし、ポポロクロイスみたいに安心してプレイ出来るゲームかと。


やり込み要素が豊富にある。
カジノ、クエスト、フィールド上に落ちてる多量の宝箱やアイテム探索、コロシアム、
アイテム合成によるレシピ集め、モンスター図鑑、各ダンジョン地図完全完成
全イマージェン(モンスター)を仲間にしたり。
クリア後のモーヤの塔という100Fダンジョンがプレイ出来たり。
Wifi配信による追加クエストや、追加配信でいけるようになるダンジョンもあったり。
やれる事が非常に豊富にあるので、これは良いかなと(*´ω`)

個人的に特に良かったのが、カジノ。
スロット、ブラックジャック、軍隊ゲーム、クラフターバトルの4種で遊べる。
スロットはパチスロのあれです。自動では止まらず目押しで止めるタイプ。
ブラックジャックと軍隊ゲームはトランプのあれです。
クラフターゲームは縦スクロールシューティングゲームみたいな感じ。
カジノで稼いだコインを使って高価な装備等に変える事も出来る。
カジノのある町にて『コロシアム』で遊ぶ事も可能。
コロシアムは育てたイマージェンを参加させて戦わせる大会。
イマージェンは操作可能で、まぁ普通に何戦か戦って全て勝利で終われば優勝。
優勝すればアイテムが貰えるって感じ。
豊富にミニゲームがあるので、これで楽しめるのは良いかなと。

多くのイマージェン(モンスター)を仲間に出来る点もなかなかの良点か。
ポケモンのモンスターと仕様はよく似てて、戦闘中にヒロイン専用の技で説得させる事で
仲間に出来る事がある(詳しい条件は面倒なんで語らないが)
仲間にしたイマージェンは人間キャラと同じように戦闘で使えるようになる。
Lvが上がると進化出来るようになって、進化すると見た目が少し変わったり、
新しい技を覚えたり、特性(火弱点だったのが水弱点になったり)が変わったり。
イマージェンも300種以上いるので、全てを捕まえる楽しみもあるかなと。
イマージェンを預ける施設も350匹以上預けれるので、大量に捕まえても問題ない。

エストの仕様も、やっても自己満足だけで終わらせない為の工夫がされてる。
エストは、敵討伐系や町を歩き回るタイプのもの、アイテムを集めてくるものなど
があるが、クリアすると『スタンプ』が大体2〜6個ほど貰える。
獲得したスタンプは『えいゆうスタンプカード』に押され、スタンプ10個で1枚完成。
完成したカードは『えいゆうライセンス』の交換に使う事が出来ます。
『えいゆうライセンス』は常時発動系のスキルみたいなもんで、
店での買い物にて少し割引されるようになったり、歩く速度が上がったり
敵から得れるアイテムドロップ率が上がったり、主人公のHP・MPが+100されたり。
特典がどれもでかくて魅力的なので、クエストをやる価値が出てくるようになってる。
勿論だが、クエストクリア自体でも装備等の報酬が貰えます。

うーん・・と思った点とか

イベントやクエスト、先に進める度に『マジックマスター』を読まなきゃならなくなる点か。
同梱の分厚い本のマジックマスターは、ゲームを進める上では必須の本であり
本を読みながら魔法をペンで描きながらゲームを進めていくというのは
魔法使いになった気分でプレイ出来るって意味じゃ斬新だし良いんだろうけど
・・子供がプレイする分には、大喜びで楽しめるんだろうけど
大人だと面倒なシステムとしか感じないかもしれない。
エスト・イベント・ダンジョンを進める時の仕掛け等、とにかく本を読まされる。
この仕掛けはOOを使おう→マジックマスターに書いてある魔法をペンで描く。
イベントで人を助けよう→助ける為に魔法をペンで描く(本見ないと分からない)
イベントでアストラム言語を解読しろ→本に書いてある言語表を見る('A`)
覚えている魔法をコマンドからボタン1つで使える事もあるが、基本的には毎回書く。
戦闘中に使う攻撃魔法や回復魔法に関しては、1度魔法をペンで書けば
それ以降はボタン1つで使えるようになるので、まだ少しは安心だが・・w
モンスターの中には、覚えた魔法を忘れさせてしまう攻撃を行ってくる奴がいたり('A`)
ダンジョン内でも踏むと魔法を忘れる罠(忘却の罠)が設置されてたり。
忘れる度にまた本を開いて魔法をペンで描かないと使えない。滅茶苦茶面倒('A`)


装備に関して、人間キャラは主人公合わせて全部で3人仲間になるんだが
人間キャラは武器と服に関しては任意で変える事は出来ません。
武器屋・防具屋はあるけど、売ってる武器や服は一切装備出来ない。
イベント等で装備がパワーアップする事があるだけかな、基本的には。
アクセサリーに関しては2ヵ所装備可能で、アクセサリーだけは任意に装備付け替え可能。
イマージェン(モンスター)は武器や防具の装備は可能。
武器も服もアイテムも任意に付け替えが可能です。ただし、仕様が他ゲーとは少し違って
装備スロット(リンク枠)には色が設定されており
赤色だと武器、青色だと防具、緑色だと消耗品、黒だと特殊系が装備できる。
装備スロットは進化することで枠が増えていく(初めは1つしかない)
どんな色のリンク枠が増えるかはイマージェンと進化次第。
赤色が4つになれば武器を4つ装備できるし、青色が4つなら防具を4つ装備できる。
鎧4つ装備、盾4つ装備なんて事も可能。
・・まぁ、イマージェンの装備に関しては独自の工夫があって面白いんだが
人間の武器と服の装備が一切任意で変えられないってのはどうしてなんだろうかと^p^;
装備によって見た目も変わるゲーム(イマージェンは変わらない)なので、残念。


非常に丁寧に綺麗に作られているゲームではあるんだが、底が浅い
町の人々の会話が初めから最後まで全く変わらない人が凄く多い。
エスト等があれば会話も変わるが、終始会話が変わらない人には違和感が凄い。
一ノ国(我々の世界)とニノ国(魔法の世界)を何時でも行き来出来るけども
一ノ国でも会話は殆ど変わらない人が凄く多い・・日にち経ってないの?と(´-`;)
魔法も1回2回しか使わないイベント用のものが凄く多い。
イベント用だとしても、普段からも使う機会が多少あればいいんだが・・
1回で終わりとかワクワクさせておいて夢がない。
1度も使わずに終わる魔法もありますよ・・^−^ネタバレになるから詳細は言えんが。
あとは・・ジブリ作品らしい感じの出来になってはいるんだが、
豪華有名人とかも使っているんだけども上手く活用できてない。
映画並のムービーの挿入場面が10ちょっとしかなくて少ないです。
イベントとかでもテキストだけって事が多くて、音声がない。これも残念。
丁寧に作られている作品だからこそ、この辺は勿体無いと感じる。

まとめ

携帯機のDSから発売されたが、マジックマスターを使わないとまともにプレイ不可能。
Lv上げやカジノで遊ぶくらいか、本要らずなのは。
なので、気軽にプレイ出来るゲームではないと思う。
少なくとも布団で寝る前にプレイしたり、通勤等、外でのプレイには全く向かない。
マジックマスターはマジコン対策にもなる一石二鳥の代物だとは思うんだけども
携帯ゲームの特性を同時に殺してしまっているようにも思えてならない。
しかし、ゲームそのものは非常に良い作品だし、そのまま映画にしてもいけるとは思う。
機会があれば1度はやってもらいたい、そう思うゲームだったかなぁと。
7月18日現在だと、安いところでは2000円前後で新品入手出来るところもあるみたい。
1ヶ月くらい前にヤマダ電機で見た時は1580円だったなw
安く見掛ける事があれば買ってみてもいいかもしれない。
下手なゲームと比べたら、ずっと安心して楽しめるゲームですよ。