くむのなんとなくきまぐれに。 自由奔放な人の日記。

適当にゲームやってる人のきまぐれ日記です。現在はドラクエ10中心

良い点

昔のゲームらしい理不尽部分を良く表してるゲームだと思う。
ストーリーは基本王道で、ロード等含めてテンポも悪くない。
グラフィックは絵本っぽぃ感じでほんわかしてて、メインキャラ4人も可愛い感じ。
BGMもファミコンっぽさを感じさせつつ、電子音?を合わせた感じ。


職業性別関係なく全てのキャラが全ての武器・防具・魔法が装備出来、自由度が高い。
白魔道士が黒魔法を使ったりナイトっぽぃ鎧・剣・盾を装備して戦う事も可能。
職業や武具装備で見た目が変わるのも良い点の一つか。
見た目が変わるので、武具を集める楽しみもでると思うので。


MP→APシステムに変更された点。
APは戦闘中、1ターンに付き1AP回復する(最大APは5)
これを使って殴ったり魔法を使ったりスキルを使ったりする。
ターン経過で自動回復するので、宿屋に泊まる必要があまりなくなる。


戦闘中、こちらがピンチになった時や
ボス戦時にボスが瀕死になった時等にBGMが切り替わるので、BGMを聴いてるだけで
状況が分かり易いのは良かった点かも。


オートバトル設定が出来るんだが、
オートバトルモードにして使用するコマンドを設定させると、オートを解除するまで
何度戦闘を行ってもオートバトルが継続する。
おまけに使用するコマンドのみを使い続けてくれるのはかなり便利な点で良いかなと。
例えば、4人のオートコマンドを
『たたかう』 『ケアル』 『ケアル』 『たたかう』
にした場合、何度戦闘を行ってもオートバトル設定を解くまでは常時↑の行動を取り続ける。


このゲーム、中盤付近から人間→動物に任意に変身する事が出来るんだが
人間時、動物時でNPCの会話が変化するのは良かったかも。
更に動物に話掛ける場合、己も動物の状態だと普通に会話が聞けたりもするので。
これは面白いかなと。
昼と夜とで会話も変わるので、ストーリー説明はちょっと少ないが
NPCから話を良く聞く事である程度の補完は可能ですし。王道なので分かり易いってのもある。


やり込み要素が多数ある点か。
クリア後ダンジョン等はないんだが、100階まで昇れるやり込みダンジョンが4つ
やり込みダンジョンのボス40体や最強のボスが1体
武器や防具の強化システム等。
武器や防具の数も多いので、コレクション集めプレイもやり込み要素の1つかな。

悪い点(悪いに入る可能性が高いだろう点)

ストーリーだが、説明が非常に少ない点。
展開の一部、ファミコンのFFよりも説明が少なくなっているかもしれない。
後半、世界が闇で覆われてしまうんだが、
闇で覆われると同時に4戦士達は過去の世界に飛ぶんだが、過去の世界に飛んだ説明が0。
プレイをある程度進めて『・・あれ?これ過去の世界なの?』って気付くレベル。
過去に飛んだ部分の説明は入れておいて貰わないと、流石に説明不足な面が強い。
昔のゲームに慣れた自分でも暫く気付かなかったんで、
最近のプレイヤーがプレイしたらサッパリ???混乱するんじゃなかろうか・・w


ストーリー上、後半突入直前までソロやペアで行動する事が非常に多い。
=前半〜中盤の難易度がえらい高いと感じる可能性も高く、マイナス面に入れておく。
雑魚敵の出現数もソロの時と4人の時とではそれほど差はないので。
若干1〜2体で出現し易くはなっている気はしましたけどね。


中盤まで、サブキャラが一時的に仲間になる事も少なくないんだが
ボス等を倒すといきなりパーティから別れて、以降二度とパーティに入ってくれないので
事前に装備等を外しておくか、適当な装備に買えとかないと持ち逃げされる。


前半で1度世界を周って、各町に立ち寄りボスも倒すんだが
後半で再び世界を周って、各町に立ち寄りボスも倒す。
ボスを倒す際、前半で潜ったダンジョンに再び潜る事がかなり多く、面倒。
同じダンジョンに潜るのは良いが、別の仕掛け等があって
新たな場所に入って進める事が出来るとかなら良かったんだが・・。
道を覚えて+宝箱も空いた状態のダンジョンに再び入ってもあまり面白くないかな・・。


戦闘中、攻撃の対象が任意で選べない。
武器や魔法によって、前列or後列or全体と別れてはいるので、ある程度は選択可能だが
前列2体、後列2体居る時などは、やっぱりAI次第って事になる。
魔法を封じたりしたくても任意で選択出来ないので、イライラが溜まる人も居るかと。


戦闘中『逃げる』コマンドが、職業『旅人』のアビリティになっている点。
戦闘から逃げたい場合、旅人になって逃げるアビリティを付けるしかない。
ちょっとこれはおかしいだろと。


MP→APシステムに変更された点。
APは最大で5までしか溜まらない→非戦闘中、ケアル等が使えなくて回復出来ない事も。
ある意味無限だが枯渇もし易い。


アイテムが1人15個までしか持てない点。
装備で4つ、魔法で最大6つ消費するので、実質5個前後までしか所持できません。
ダンジョンに潜った時は手持ちが一杯になる事も少なくない。
倉庫システムはあるが、街に戻らないとなので、この辺はダメな点かな・・。


魔法・アビリティ(スキル)を含めて、6つまでしかコマンドの設定が出来ない点。
魔法は、従来のFFでは白魔道士なら1人でケアル〜ホーリーまで多くの魔法を
一度に持てたし、戦闘中に様々な白魔法を使う事が出来たが
FF外伝ではアビリティ込で6個までなので、不便と感じる人も居ると思われ。


各武器には命中率が設定されているが、プレイヤーが命中率を確認する術がない。
戦闘中に数回殴ってみれば、ある程度の命中率を予想する事は出来るが・・
表示する枠の余裕はあるし、目に見える形『命中80%』みたいな感じで見えると良かった。
大まかに武器種によって命中率が違う(剣80% 斧50%みたいな感じで)ようなんだが
一部の武器は極端に命中率が低く、殆どミスしてしまう武器もあったり。
なので、命中率表示はあっても良かった気がします。
ただまぁ、命中表示があっても敵の回避率によっては上下するだろうから参考程度だが。
あるとないとじゃ違うよなぁと・・。


容量の少ないゲームなのに、セーブデータが一つしか作れない。
100MB未満だったっけ・・これならセーブ2つ3つの余裕はありそうな気はするんだが・・。
もしも昔を追及する為に行った仕様だとしたら、これは最低かもしれない。


こちらのLvが上がると、雑魚・ボス・ラスボス全ての敵のLvも上がる点。
幾らLvを上げてもLvを上げただけだとずっと苦戦し続けるので、初心者に易しくない。
人によってはプラス面になるが、マイナスになる人も居るのでこっちに入れておく。
特にLv99になった時のラスボスは鬼畜らしいので。

ある程度、難易度を易しくする為の救済もある

細かく書くと、精霊使いのアビリティや白魔法のルクス等、結構あるが・・それ以外で。
中盤くらいからプレイ出来るミニゲーム『ジュスカの一日店長
http://d.hatena.ne.jp/kumu/20091112#p2
エーテル(1個1000ギル)を3個、もえるハープ(1個970ギル)を3個買って
セット販売で1セット5000ギルで売れるので、無限お金稼ぎが可能。


商人アビリティの『カネしだい』を使うと、所持金の1%分のダメージを敵に与えれるが
100万ギルを所持してた場合、1回の使用で1万ダメージを与える事が出来るので
やり込みダンジョンのボスを1撃で倒す事も可能らしい(ラスボスもほぼ一撃可)
カネしだいを使うと1%分のギルも消費すると思うが、強力過ぎるアビリティ。


武器や防具の強化は通常+9までだが、やり込みダンジョン
『月砂の遺跡』『神木の塔』『夢幻の灯台』『試練の塔』の80階のボスを倒すと
一定確率で【オリハルコン】が手に入るが、これを渡すと強化上限が+10増える。
最大+99まで上げれるので、強化していけば化け物武具にする事も可能。


通常、様々な職業のアビリティを一度にセットして戦闘で使う事は不可能だが
やり込みダンジョン『夢幻の灯台100階のボス』を倒すと得れる職業『語り部
これに転職すると全てのアビリティをセットする事が可能になる。
FF5のジョブマスター後にすっぴんになった時と似たような状態と思えばおk


やり込みダンジョンは敵が強いが、ラスボスクリア前からでも入れる。
『ジュスカの一日店長』の無限金集め→商人アビリティの『カネしだい』を使う事で
やり込みダンジョンの制覇自体はそう難しくない(通常戦闘は逃げるで)
と思うので、この4つを書いてみた。

最後に

昔らしい・・古き良きRPGを目指したゲームである事は間違いないと思うが
当時の良い部分、当時以上に良い部分もあるが、
当時の悪い部分だけでなく当時以上に悪い部分もある・・そんな感じのゲームかなーと。
荒の強いゲームと言えば良いか。
続編が出るなら、悪い部分を上手く消していけばかなりの良ゲーになり得そうな作品。
今の状態だと人をちょっと選び過ぎるので、この状態ではオススメできませんわ。
ただまぁ・・昔のゲームが好きな人ならそれなりに楽しめる人は多いと思われ。
最初は難易度でイライラする事もあるかもだが、中盤〜後半以降、難易度救済もあるので。
ま、ゲームバランスは丁度良く感じたが、これは縛りプレイだったからの可能性が高いかもね